神経症って、何?

 

神経症とは、器質的な異常はないものの、不安や緊張が強まって、生活に支障が現れるものです。

具体的には、まず認識の誤りがあり、そこから誤った努力をすることで、観念上や実生活上の悪循環が発生し、症状として固着してしまったものが「神経症」です。

神経症はその症状により、3種類に分類できます

①普通神経症

内科的異常がないにもかかわらず、身体症状に悩まされるもの。病気不安症、身体症状症などがある。

②不安神経症

不安発作と、それに伴う予期不安がある。パニック障害、全般不安症、限局性恐怖症などがある。

 ③強迫神経症

         ある感覚や感情を排除しようとして起こる葛藤状態。社交不安症、強迫神経症、醜形恐怖症などがある。

 

④近年森田療法は「神経症」だけでなく、慢性化した「うつ」や、心因性の身体症状、PTSD、がん患者のメンタルケア、さらに不登校や引きこもりなど、幅広い心の不調にも、応用されつつあります。